車いすで使えるランドリー:操作空間と収納の設計
車いすの接近、前面操作、扉方向、洗濯物の移動、低い洗剤収納、座位の作業台、滑りにくい床、点検経路からランドリーを計画します。

車いすで使えるランドリーは、かごを運び、分け、洗い、濡れた衣類を乾燥機へ移し、畳んで退出するまでを一続きで考えます。ドラム式を置くだけでは不十分で、接近方向、扉、操作部、収納高さ、出口が自立した家事を左右します。
実際の利用者と車いすを測る
車いすの幅、フットレスト、旋回方法、前方・側方リーチ、握力、視力を記録します。かごを膝に載せるか、ワゴンで運ぶかも重要です。一般的な回転円は比較用にとどめ、本人の動作と国内のバリアフリー、水道、電気、防火条件を専門家と確認します。
操作部と扉方向を選ぶ
前開き機器は座位で使いやすい傾向がありますが、台輪高さ、ドラム奥行き、操作位置は機種ごとに違います。熱い面を越えて操作しない配置とし、表示のコントラストや触覚的な反応も確認します。
洗濯機と乾燥機の扉が外側へ開けば、濡れた衣類を横へ移しやすくなります。中央に扉が重なる配置は障害になります。扉の左右変更が可能か、選定機種で確認します。
各作業点へ接近できるようにする
洗濯機、乾燥機、流し、作業台、収納のそれぞれに接近空間が必要です。機器扉、洗剤引き出し、かご、ワゴンを開いた状態で車いすが向きを変えられるか確認します。乾燥機の扉が開いても出口を失ってはいけません。
濡れた衣類の移動を短くする
横並びは側方移動がしやすく、ワゴンも補助になります。ただしワゴンには旋回を妨げない駐車位置が必要です。縦積みは幅を節約しますが、上段のドラム、操作部、フィルターが届かないことがあるため、本人と機種を使って評価します。
洗剤収納と座位作業台を低くする
日常の洗剤は浅い引き出しに置き、重いボトルを膝の上へ持ち上げないようにします。元の表示容器を保ち、漏れが電源へ流れない配置にします。作業台は実際の車いすに合う膝・つま先空間を取り、ハンガーパイプも手の届く高さへ。
建具、床、漏水対策を整える
入口のラッチ側接近を機器扉で塞がないようにします。引戸は干渉を減らせますが、把手と操作力も確認します。床は硬く滑りにくく、段差と緩いマットを避けます。防水パン、排水、漏水検知、止水は建物条件に合わせ、床勾配で車いすが動かないようにします。
点検と照明も届く範囲へ
止水栓、コンセント、糸くずフィルター、洗剤ケースは本人または介助者が使える位置にします。ホースやコードを通路へ出さず、乾燥機の排気と熱条件を守ります。光沢扉のまぶしさを抑え、機器と作業台へ均一な照明を用意します。
3D で一工程を再現する
Aedifex のルームプランナーに車いす、かご、開いた機器、ワゴン、収納、作業台を置き、3D デモを座った目線で確認します。住み続けるための間取りガイドと全体動線も比べられます。
最終チェック
- 本人の車いす、到達範囲、握力、視力を基準にした。
- 操作部が見え、扉方向が移し替えに合う。
- 扉とかごを開いても接近・旋回できる。
- 洗剤が安全な到達範囲にある。
- 座位で畳む、分ける、掛ける場所がある。
- 出入口、段差、床、防漏対策が使いやすい。
- 止水、フィルター、排気、点検、退出を守った。
専門要件を確認した後、インテリアプランナーで清掃しやすい素材を選び、アカウント登録して一連の動作を保存できます。